フリップ芸で一時期人気を博したお笑い芸人、鉄拳さんの約9分にわたる超大作パラパ漫画「家族の話」がぐぅ感動すると話題になっているので見てみました。
鉄拳 家族の話 動画
鉄拳 家族の話 あらすじ
「家族の話」はりんご農家の息子の成長と挫折を描いたものです。
パラパラ漫画で構成されており、使用されている絵の枚数は1918枚にも及ぶそうです。
鉄拳の家族の話 感想
僕の感想を一言で言うと「不覚にも胸に刺さった」です。
大学生やニートを経験したことがある方ならこの動画を見て少なからず
胸が痛くなった
と思います。
特に大学生の主人公がATMから仕送りのお金を親の苦労も考えず下ろす描写は、大学生活で一人暮らしをしていた人間にとって自身と重なりすぎてかなりのダメージをおうこと必須でしょう。
最初から最後までを通して家族の話にはセリフや吹き出しは一切ないわけですが、ここまで内容が伝わるのはすごいですね。
言葉というのは意思伝達手段のほんの1つにしかすぎないんだ
と再認識しました。
かなり感動させられたんですが僕の中では
胸が痛い>>>>>>>>感動
ということで胸が痛くなった感の方が強かったです。
ATMの描写のところとか、おそらく鉄拳さん本人も同じような経験があったのでしょう。あれは同じような経験している人にしか思いつかない描写だと思います。
今は息子の方に自身を重ねながら見る僕ですが、30年後にもういっかい見たら親の方にかさねるんだろうなぁ。
「家族の話」の動画はtwitter、facebookなどあらゆるところで拡散されており、感動の口コミも広がっています。
これは真に良質なコンテンツを作れば一次バイラル、つまり広告を出して知名度を上げなくても自然な口コミで広がって知名度が上がるといういい例ですね。
僕もまさにこのブログで「家族の話」を紹介(宣伝)していますよね?でも僕は鉄拳さんから広告料を一切もらえません。(当たり前ですw)
なんで広告料をもらえないのに進んで記事を書いて紹介しているのかというと単純に
「感動したからみんなに伝えたい」
だけなんです。
人間は「コミュニケーションする」生き物です。良いものがあれば誰かに教えたいし、悪いものがあれば誰かに愚痴を言いたい、そんな欲求に支配されています。
商品やコンテンツを提供する側はその欲求を刺激するような良質なモノを提供すれば、あとは欲求に従って自然に人々が口コミで広げてくれます。
逆にクオリティの著しく低いコンテンツや商品を提供すれば悪評が拡散するわけです。
ビジネスをするうえでは、人々のコミュニケーションの欲求をいい意味で刺激していくことで費用対効果の高いマーケティング戦略に落とし込めると思います。(鉄拳さんの家族の話には僕のコミュニケーション欲求がぐぅ刺激されました。)
ps.鉄拳の素顔なんかワロタw