罪と罰というドストエフスキーの原作をパロディー化した漫画太郎のギャグマンガ「罪と罰」はその表紙と中身に驚く程のギャップがあり、そのギャップがアフィリエイト業界の教材煽り売りの現状ともろにシンクロします。
ちなみにこれが表紙。
本格的でシリアスな漫画を想起させる表紙ですね。
んで、
肝心の中身が
…なんという表紙詐欺ww
また2巻の表紙がこちら。
でもやっぱり中身は相変わらずこんな感じ。
…いや、表紙関係ないやんww
これは漫画だから笑い事で済むんですが、
いまのアフィリエイト業界の教材や商材の売り方もこんな感じ
でセールスページと商品の中身に著しいギャップがあることが
多いなと。
アフィリエイト業界だけじゃないですね。
ダイエット商品なんかを筆頭にセールスページには夢のような
ことが書いてあるのに中身はまるでセールスページからは想像も
つかない商品…なんてことばかりです。
食べるだけで-15kg!!とか書いてあって別に食べてもなんも体重が
変わらない。
これだと完全な詐欺だと思いますが、大抵下に小さく「これはモニターの
個人的な感想であり、個人差があります」みたいな記述があります。
つまり、これによってセールスページ自体は嘘ではないことに
なります。
多分セールスレターを書いている人は「いかに嘘をつかずに見込み客を
錯覚させるか?」というところに全労力のうち95%ぐらいを注いでいるんじゃ
ないかと。
情報をデフォルメしたり、欠陥的な情報を削ぎ落としたり。
そして錯覚して購入した見込み客は商品を使ってみて、セールスレターに
書いてあったと思っていたことは全て自分の錯覚だったと気づきます。
でもこういう多くの人、言い方は悪いですが頭の良くない人たちは
再び商品を購入する際に、現実的なことが書いてあるダイエット商品Aと
夢のようなことが書いてあるBがあったら懲りもせずにBを購入するでしょう。
懲りもせずにという表現は違いますね。言い直すと、
一度懲りたけど、すぐに忘れて同じ過ちを繰り返すということです。
だから、真っ当な売り方をしている、真っ当なセールスレターを
書いている人は本当に力がないと駆逐されていきます。
例えば脂肪燃焼サプリがあったとします。
このサプリを飲んで1日30分運動すれば1ヶ月で平均3キロ
減量できるとします。
A業者はセールスページでありのままを伝えたと。
一方でB業者は「飲むだけで寝てても-10キロの魔法のサプリ」
とかセールスページに書くわけです。
もちろん、嘘にならないように小さく個人差がありますと記載します。
ここで消費者がAから購入すればB業者は駆逐されていきますが
実際には多くの頭の良くない消費者がBから買います。
だから真面目なA業者みたいなのが消えていき、B業者みたいなの
ばかりが残ります。
そして消費者が
「ダイエット商品を売っている業者は詐欺業者ばかりだ」
と嘆くのです。
それを助長しているのは自分ら自身だということに
も気づかずに。
アフィリエイト業界も同じです。
勉強してビジネススキルを身につけてアフィリエイトをして
まずは月に10万円稼ぎましょうと言っている人がいます。
その一方で、
寝てても100万円稼げます、努力なんていりません
みたいなことを言う人もいます。
そして頭の悪い消費者が後者から教材を買い、
やがて前者が駆逐されていく。
そして後者しか残っていない現状を消費者が
「アフィリエイト業界は詐欺まがいの販売業者しか
いないじゃないか」と嘆く。
解決策は真っ当な売り方をする人が圧倒的な
販売スキルを身につけるか、買う側が賢くなる
ということ以外にはない気がします。