マインドセット(自己啓発)

ネットビジネスにおける”壁”

ビジネスに限らず何か物事を成し遂げようとするときには高かれ低かれ、必ず壁に直面します。

壁

 

ネットビジネスにおける壁の存在

ネットビジネスにおける最初の壁は技術面ではサイト(ブログ)作り、
報酬面では5000円といったところでしょう。

 

もう少しするともうちょっと高い壁、例えばブログ1日1記事更新とか
そんなんです。

 

壁があると一定数の人間が乗り越えるのを諦めます。
大きな壁であればあるほど諦める人の割合は多いです。

 

特にネットビジネスやアフィリエイトは「楽して儲かるらしい」
とそそのかされて始めている人が多いので低い壁でもぶち
当たった瞬間に直ぐに挫折する人が多いです。

 

「壁のない、簡単に儲かる方法を知りたい」という人もいるか
もしれませんがどんなビジネスにも、どんなスポーツにも、どんな
アートにも上を目指して行くときには必ず壁があります。

 

しかしそもそもビジネスにおける壁は忌まわしきものではなく、
逆に自分の収益を守ってくれる”最高のバリアー”だと思ってください。

 

例えば電力の供給ビジネスなどインフラ系のビジネスに
参入するにはものすごい高い資金的な”壁”があります。

 

東京圏でいえば電力会社は東京電力1強で独占状態です。
ライバルは存在しません。

 

ライバルがいないのでめちゃくちゃな金額設定にされようとも
東京市民は東京電力から電気を買う以外の選択肢はありません。

 

同じく電気供給のインフラビジネスに参入したい会社はあると
思いますが、資金的な高い壁を越えられないのです。

 

そのおかげで資金的な高い壁を超えて壁の向こう側にいる東電
の利益は守られています。

 

電気代を多少引き上げようとも、不祥事を起こそうとも市民は
文句こそいいますが、東電から電気を買うほか選択肢がないので
買います。

 

壁は一度超えてしまえば我々の権益、ビジネスを守ってくれます。

 

資金面でも技術面でも努力面でも高ければ高い壁であるほど
超えたときには他を寄せ付けぬビジネスが確立するのです。

 

ネットビジネスは「低資金で始められる」という事実を多くの人は
プラスに捉える傾向がありますが、資金的な壁が低いということは
同時に今後もどんどんたくさんの人が参入してきて自分の収益を
おびやかすことになるかもしれないということを意味します。

 

今後数十年と継続した収入を得ていくためにはできるだけ
新規参入者が乗り越えられないような高い壁を超えておく必要が
あります。

 

ネットビジネスは資金的な壁が低いのですから努力面、スキル面
での高い壁を越えていくことを意識してください。

 

高い壁を越えられないその他大勢ではなく、高い壁を越えた
“ほんのひと握り”になりましょう。

 

壁の向こう側の人々と壁の手前の人々

努力して、苦労して壁を乗り越えた”壁の向こう側”には同じく
壁を乗り越えた”自分と同じレベル・ステージ”の人間がいます。

 

我々は自分と同じレベル・ステージの人間と一緒にいるのが
心地よいので壁を越えられなかった人たちは自然と同じように
壁を越えられなかった人とつるみ、壁を越えた人は壁を越えた
仲間とつるむようになります。

 

低い壁を乗り越えられないステージの低い人間は自己を磨く
ことによってライバルを引き離すという発想ではなく、ライバルの足を
引っ張ることによってライバルと同じレベルを保とうとする傾向が強いです。

 

僕は中学に入り、学年テストの順位も大体真ん中ぐらい(200人中90〜100位)
だったのですが、あるとき、親と「テストの順位がよければゲームを買ってもらう約束」を
取り付けたので本格的に、勉強するようになりました。

 

それまでまともに勉強したこともなかったし、勉強やスポーツ・遊びでも
本気で取り組んだ経験がなかったので何をやればいいのか・どう取り組んだら
いいのか全くわかりませんでした。

 

しかし、結局裏技みたいなテクニックはなくて1から淡々と勉強するしか
ないのだということに気がつきました。

 

よりたくさんの時間勉強した者がより高い点数を取り、より勉強を
怠けた者がより低い点数をとる…

 

ただ、それだけだったんです。

 

もちろんそれがわかったからといってすぐに毎日
5時間とか勉強できるようになったわけではありません。

 

もともと、家で机に向かって勉強する習慣などないので最初は
1日30分すら机に向かって集中することすらできませんでした。

 

教材を開いて10分もすれば足がバタつき、20分もすれば
鉛筆をくるくると回しはじめ、30分もすれば本棚にある漫画
に手が伸び…

 

やがて
「漫画は寝っ転がって読んだほうがリラックスして読めるぜ」
とか思いベッドに横になりいつの間にか次の日の朝です笑

 

どうしても買ってもらいたいゲームがあったため、このままでは
ダメだと思い、漫画を全てナイロン紐で何重にもぐるぐる巻き
にして読めないようにしました。

 

本当は捨てれば良かったんですが当時はそこまでできません
でしたね笑

 

そして次第に1日1.5時間ぐらいの勉強習慣が身に付きます。
習慣化されると毎日の日課となりやるのがそんなに苦ではなく
なります。

 

すりむいて小傷ができたときにシャワーを浴びると最初の数分は
ものすごくしみて痛いですが、徐々に慣れてきて10分もすれば傷が
お湯にしみて痛いという感覚はなくなりますよね?

 

これを”傷口とお湯の法則”と呼びましょう笑

 

それと同じで最初は痛く苦しいことでも継続していれば慣れてきて
痛い・苦しいという感覚は消滅します。

 

そして1.5時間の勉強が苦ではなくなった僕は2時間…3時間と
徐々に1日の勉強量を引き上げていきました。

 

1.5時間が習慣化されている場合、1.5時間をこなすことには辛さを
感じませんが、それを2時間に引き上げるとしばらくは辛いです。

 

しかし、傷にシャワーをててひたすら耐えるように我慢して
いれば2時間にも慣れ苦痛ではなくなります。

 

慣れる、つまり習慣化するのです。

 

このように何度も辛い思いをしながら徐々に勉強時間を
増やしてより多くの時間勉強することを習慣化していきました。

 

勉強時間が増えるに従って僕の学年テストの順位も70位…50位…20位…
と上がっていき、中学3年時の学年実力テストでは3位にまで上りつめました。

 

ちなみに50位を越えた時点で僕は欲しかったゲームを買ってもらったので
目的は達成しましたが、それ以降はより高みにいきたいという欲求がでて
きてゲームとは関係なしに勉強するようになりました。

 

さて、話を元に戻します。

 

僕は学年テストの順位が70位近辺だった頃は同じく70位近辺の
同じレベルの人達と勉強の話をしたり競い合ったりしていました。

 

20位近辺になる頃にはそのレベルの人達とつるんだり
競い合ったりしていました。

 

3位になる頃にはトップレベルの人々とつるみ、競っていました。

 

僕は最初から学年テストで高い順位ではなく、徐々に
成り上がっていったので、その過程でたくさんの壁を乗り
越えてきましたし、非常に貴重な経験もしてきました。

 

貴重な経験とは各ステージにおける人々のライバルとの
戦い方です。

 

例えば50位ぐらいの壁を乗り越えていない人々はテストの
点数でライバルに負けないようにするために”ライバルの
足を引っ張る”という戦略をとる人の割合が高いです。

 

自分を磨くのではなく他人の足を引っ張るというステージの低い
発想に基づいてライバルと戦います。

 

例えばテスト前にライバルが学校の自習室で勉強している
と茶化したり、教科書を取り上げたりして勉強の邪魔をします。

 

あるいはテスト後、答案が返却されるとライバルのもとへ走って
行き「答案見せて!!」と言って隅から隅まで血眼になって粗探しを
始めます。

 

ライバルの答案に先生の採点ミスが1点でもあろうものならば、
間違った答えに○がついていようものならば先生のもとへ走って
いき「先生、○○くんの答案には採点ミスがあって実際には82
点ではなく、79点です!!」みたいなことを目をキラキラさせながらいうのです。

 

ビジネスにおいても小さな壁すら乗り越えていない集団、ステージの低い
集団に属しているうちは同じ集団に属している仲間・ライバルが”あなたを
邪魔する”方法であなたと戦おうとします。

 

結果として彼らにあなたの足を引っ張られ続けます。

 

あなたが壁を乗り越え、ひとつ高いステージにいったとしても
ステージの低い人間とつるんでいれば足を引っ張られる現象
は起きます。

 

少し、考えて欲しいのですが自分の順位を上げるために”他人の
足を引っ張るという方法”では短期的に自分の順位をあげることは
できますが目の前の壁を越えることは永遠にできません。

 

現に50位ぐらいで順位が停滞して、ライバル足を引っ張って蹴落として
いた人々はそれ以降も50位の壁を超えてより高い順位を取るというこ
とはできていませんでした。

 

壁を超えるためには、自己を磨く努力を習慣化させる以外に
方法はないのです。

 

ちなみにトップ15位ぐらいに入るのにものすごく高い壁が
あったのですが、それを乗り越えてトップクラスの集団に
属したときに、そこでの人々は皆自己を磨きひたすら勉強量
を上げるという方法で戦っていました。

 

他人の足を引っ張る人間は皆無でした。
そしてお互いに切磋琢磨・教え合いをしてよりお互いに
正の効果を与えてあっていました。

 

高い壁の向こう側にはそれだけ優れた人間が揃って
いるのです。

 

 

 

 

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