マーケティング

フロントエンドバックエンドの意味と戦略の組み方

今回はネットビジネスを行う上で重要になってくるマーケティングのひとつ、フロントエンドバックエンドマーケティングについてお教えします。

 

フロントエンドバックエンドマーケティングの動画講義

 

 

フロントエンドバックエンドマーケティングの意味

まずフロントエンド商品について説明します。

 

フロントエンド商品とは集客のために用意する
商品です。

 

フロントエンド商品の目的はあくまで集客ですから
利益は考えません。

 

別に利益を出してもいいですし、後に紹介するバックエンド
商品でガッツリ回収できるならむしろ販売すればするほど
赤字が出てもOKです。

 

例えばコピー機やプレステ本体なんかはフロントエンド商品
ですが販売価格<原価なので売れば売るほど赤字です。

 

一方でバックエンド商品は利益を回収する商品です。

 

先のコピー機に対応するバックエンド商品はインク、
ゲーム機に対応するバックエンド商品はゲームソフトです。

 

フロントエンド商品で集客したお客様に対してバックエンド商品
をセールスして利益を回収していく、これがフロントエンドバック
エンドマーケティングです。

ストーリーで学ぶフロントエンドバックエンド

フロントエンドバックエンドマーケティングをより深く理解する
ために父、母、小学生の子供2人というある典型的な家族の
日常を想像してみてください。

 

ある晴れた土曜の朝、まな板をトントントントントンと叩く音で
父親、子供が起床し、各々寝室から台所に降りていきます。

 

ダイニングテーブルを囲み、「昨日の夜は熱帯夜で暑かったね。」
とか「そろそろリビングのテレビ買い替え時かな」とか話しながら
朝食のパンを食べます。

 

父親は片手に新聞を取りながらコーヒーでも飲むでしょう。

 

父が新聞を、母はスーパーの新聞の折込チラシを、
子供たちはおもちゃやゲームの折込チラシを見ながら
食事をとります。

 

で、子供は知っているわけです。
土曜の家電量販店のチラシにはゲームソフトの安売り
情報が載っていることに。

 

そして家電量販店のチラシを読んだ子供が、
「パパ!テレビ安いよ!!5台限り42インチが39800円だって」
と目玉商品としてチラシにデカデカと載っている商品を見つけ
父親をつんつんします。

 

ちょうどテレビの買い替え時だし、こんな安く手に入るなら今日は
家電量販店でも行くかということになり身支度をし車に乗り込む
父と子2人。

 

もちろんいつもの如く、化粧に時間をかけている母待ち。

 

どうせ時間かけてもあんまり変わらないのになと話している
とやっと母が身支度を済ませて車に乗り込みます。

 

チラシの入っていた家電量販店に行くと開店まであと10分ある
のに20人ぐらいが入口の前で並んでいます。

 

こ、これはまさか全員目玉商品を狙っているのかと家族全員の
頭によぎります。

そして、開店と同時にわりかし小走りでテレビ売り場に直行。
幸い、どうやら前に並んでいたほかのお客さんたちは別の目玉
商品を狙っていたようでテレビをすんなりとGetできました。

 

母は電球や電池が切れていたな、とか友達の家で見た
ホームベーカリーマシンがよかったのよーと父におねだり
するでしょう。

 

子供はゲームソフトを父親におねだりするでしょう。

 

父も父でかっこいいオーディオ機器なんかが欲しく
なっちゃったりして母におねだりするでしょう。

 

あとはテレビを置くためのテレビ台も買おうとか、
大画面のテレビで画質のいい映画が見たいということで
ブルーレイレコーダー売り場にも足を運んだり。

 

一時間後、家電量販店から出てくる家族の手には
買い物袋がいっぱい。

 

テレビは重いので後日配送にしてもらったのに、です。
ホームベーカリーマシンにゲームソフト、ブルーレイレコーダー
に雑貨もろもろ。

 

結局、オーディオ機器だけ却下されたわけですが。

 

これが、典型的なフロントエンドバックエンドマーケティング
戦略を仕掛けた時に消費者が取る行動パターンです。

 

フロントエンド商品、つまり集客目的で激安に設定された目玉商品
のテレビを購入する目的でこの家族は店に足を運び、店に入ったら
ほかの商品も購入していきました。

 

もしかしたらフロントエンド商品の激安価格は店にとっては赤字だった
かもしれませんが、同時に利益のでる商品も買っていってくれたことで
店としては結果黒字です。

 

もしもフロントエンド商品=激安テレビを売らなければ店に足を運んでも
ラ得なかったのでバックエンド商品は売れなかったでしょう。

 

先にいったフロントエンド商品は利益を考えるのでなく集客効果
を優先してかんがえていくべきという意味がわかったでしょうか。

 

フロントエンドバックエンド戦略の組み方

先の家族の例ではフロントエンド商品がそこそこ高額ですが、
ネットビジネスにおいてはフロントエンドは比較的低価格で、
バックエンドは高額で作っていくといいです。

 

例えばドモホルンリンクルのフロントエンド
商品は無料ですよね?

 

フリーサンプルですから。

 

まぁドモホルンリンクルはネットビジネスでは
ないかもしれませんが。

 

そしてフリーサンプルを申請したお客様に対して
バックエンド商品である本商品のセールスをかけていきます。

 

これはフロントエンドバックエンドマーケティングの一部、
フリーマーケティング(0円商法)です。

 

スマホゲームアプリも0円商法多いです。
フロントエンドのゲーム自体は無料。

 

そしてゲームで強くなるための有料課金やガチャといった
バックエンドを用意しています。

 

このあたりをあなたがフロントエンドバックエンドマーケティング
戦略を組むときの参考にしていくといいでしょう。

 

 

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